靴は足の一体で保護も兼ねる大切な役割を持っております。
ご自分の足のサイズや特徴を理解して、無理のない履き心地の靴を選んで下さい。
足に合わない靴は、痛みや疲れの原因にとなります。
また、靴にも無理な力が加わり破損しやすくなります。
ご購入の際は必ずお履きになって、出来るだけ販売員のアドバイスをお受け下さい。
踵に成型している芯がある靴は踵を潰さずにお履き下さい。
成型している芯が潰れて靴が破損する事もあり、また脱げ易く、転んで怪我をする原因となる事もあります。
靴ベラを使って履き、靴ひもをしっかりと結んでご使用下さい。
特にヒールの細い靴・高い靴は足元が不安定になりやすいので十分ご注意下さい。
また非常に疲れやすいので、長時間の歩行や立ち姿勢を続けられる時にはあまり向いておりません。
カユミ・カブレなどを感じた場合には直ちにご使用をおやめ下さい。
そのまま履き続けると、症状が悪化することがあります。
天然の皮革や素材、さらに特殊な加工(染色・塗装プリント・シワ・シボ・擦り・引掻きキズ・焦がし・裂け等)を施したものが多いのが特徴です。
色柄にムラのあるプリントや染色加工の素材(革・人口皮革及び生地)を使用した製品は左右やパーツの部分によって柄や色の違いが出ることがあります。
天然の毛皮類及び羽根等は自然の風合いを生かしたまま加工しておりますので、色・柄のムラや毛並み・濃さの差がありますので、左右やパーツの部分によって違いが出ることがあります。
石・ビーズ類やスパンコール・チェーン・羽根等のアクセサリーをあしらったものや、刺繍・編み上げを施したものは手作業の物もあり、その持ち味や美しさを失わないように繊細な造りになっております。引っ掛けたり強い衝撃等を加えると、破損や切れ・ほつれが出る恐れがあります。構造上、修復できないこともありますので丁寧にお取り扱い下さい。
取り出し可能パーツは、留具(ホック・フック部分)を使って出来るだけアクセサリー部分に力を加えないようにして下さい。
皮靴は水に濡れますと色落ちやシミ・乾いた後にひび割れが発生したり、革に含まれる塩分が白く浮き出ることがあります。
布靴・スニーカーも水に濡れたり丸洗いをしますと構造上異常をきたしたり、色落ち・シミになることがあります。
発砲ポリウレタン底は軽くてすべりにくい底ですが、長期間保存をしますと化学変化により劣化及び変色することがあります。
靴底の形状・素材・製法によっては本体底面に地面が接触して傷や磨耗が起こることもございますのであらかじめご了承下さい。
素材にあったお手入れをして下さい。間違ったお手入れ・保管をしますと、色落ちやシミの原因になります。お手入れ用品は必ず素材にあったものをご使用下さい。
下記の項目は参考です。素材によって加工・仕上方法が様々ですので必ず、お手入れ・修理専門のところでご相談下さい。
履いた後、そのままにして置くと型崩れ・カビ・シミ等を起こし早く劣化させる原因となり、しまう時のお手入れも靴を長持ちさせる為の大切な要素でもあります。
新しいうちに保護剤や防水剤等で油分の補給と保護膜を作る事により傷や汚れまたは水分の浸入を防ぐのに役立ちます。
雨等で濡れた時や保管の時には、シューキーパーや新聞紙などで型を整えてから通風の良いところで陰干しをし、十分に乾燥させてからクリーム等でツヤと栄養分の補給をして、湿気の少ない所に置きます。また、箱にしまう時は乾燥剤や防カビ剤などを入れて置くことも必要です。
ギン付き革・ガラス張り革は…
革の表面にツヤを持つ一般的な皮革素材です。
特にアニリン革には注意が必要です。カーフ・キッドなどは中性タイプのクリーナーで汚れを落とし、クリームで革に栄養と色つやを与えます。
お手入れの最後に、防水・ツヤだしスプレーをかけておくと、シミや色ムラの原因である泥水や油の汚れを保護し、雨の日でも安心です。
ヌメ革は…
タンニンなめしをした革で表面は素上げ調の革(水や油を吸収しやすく、シミになりやすい)。
新しいうちにヌメ革専用のクリーム・強力防水タイプのヌメ革専用スプレーを使用して、雨や汗によるシミを防ぐことです。
ヌメ革は汚れがしみ込んでからでは手遅れですので必ず前もって手入れが必要です。
汚れ落としには消しゴムタイプのものを使用し、一般的なクリーナーやクリームではシミになりやすいので要注意です。
スエード革(起毛革)は…
起毛革にはスエード・ベロア・ヌバックなどがあり、毛足の長さで種類が違います。
ほこりが付きやすく、雨に弱くシミになりやすいので、手入れは新しいうちに、スエード用防水スプレーを前もって使用することです。汚れが付きにくく、取りやすくなり、後の手入れが簡単です。
普段の手入れは豚毛かナイロン製のスエード専用ブラシ、ひどい汚れのときはワイヤーブラシで毛足の中の汚れ・ほこりを取り除きます、専用のクリーナーも効果的です。
最後の仕上げにスエード用防スプレーを使うと完璧です。
エナメル革は…
表面にウレタン樹脂等の樹脂加工がしてあり光沢がよく、水に強い塗膜を持ちますが冬の寒さに弱くひび割れを起こす欠点があります。
ひび割れ・変色を防ぐ意味で、定期的な手入れが必要です。
汚れは、一般的なクリーナーで落とし、エナメル専用クリームまたは液体を塗り塗膜の柔軟性を保ってひび割れを防ぎ光沢を出します。
オイルアップレザー(油鞣し革)は…
オイルをたっぷり含ませて仕上げた革、本来水に強く特有のヌメリ感があります。
お手入れを怠ると、オイル分が抜け、カサカサになり色落ちやシミになることがあります。
クリーナーで汚れを落とした後、動物性油脂が主成分の専用クリームを十分に塗ることにより、ベトつかずソフトなヌメリ感を維持します。
レザーメッシュは…
専用クリームか乳液クリームを使用し、汚れには防カビ効果の強いローションタイプのクリーナーを布に含ませて使うと最適です。
白い革は…
白い革は自然に少しずつ黄ばんできますので、専用の白革用クリームで表面をカバーして下さい。
手入れを怠ると汚れが目立ちやすく変色の原因となるので早めのケアーが、白さを保つポイントです。